吉田類が語る「酒と愛猫ララとの日々」コロナで家飲み派に
コロナ禍でララと助け合いながら過ごす日々
からしに死なれて5年以上も立ち直れず、つらい時期をさまよっていたと類さん。心が弱った類さんと、体が弱った猫のララとは、どこかお互い引かれ合うものがあったのだろうか。コロナ禍、類さんとララは助け合って日々を過ごしている。
「日がな一日、ララといて飽きることはありません。今日もまた、夕日を一緒に眺めて飲んでいたら、一日が穏やかに暮れていきました」
(取材・文=鈴木美紀)
▽吉田類(よしだ・るい) 酒場詩人。1949年、高知生まれ。BS-TBS「吉田類の酒場放浪記」は人気長寿番組。青年期は仏教美術に傾倒し、シュールアートの画家としてパリを拠点に活動。その後イラストレーターに転身。90年代からは酒場や旅をテーマに執筆活動・テレビ出演、講演等。酒場と人間模様をテーマにした著書多数。俳句愛好会を主宰。高知県観光特使、高知県仁淀川町観光特使。