近藤真彦の非常識発言で明確に…ジャニーズ事務所の課題
(文=水野詩子/ライター・コラムニスト)
4月30日、近藤真彦(56)が同日限りでジャニーズ事務所を退所すると文書で発表し、その際のコメントに対する批判が今も止まらない。
今回の退所は、昨年11月に「週刊文春」に25歳年下の女性との5年に及ぶ不倫が報じられ、無期限の芸能活動自粛中の出来事だ。〈これからの人生、自分の責任において芸能とレースの道を歩んでいきたい〉という近藤のコメントは、"自分のことしか考えていない"彼の今までの生き方を顕著に表しているように感じた。
事務所の後輩であった少年隊の東山紀之(54)は、自らがMCを務める情報番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)で「退所の仕方に大きな疑問が残っている」「退所のコメントも、すごく薄っぺらく感じる」などと異例ともいえる苦言を呈した。そして同時に、先輩である近藤への不信感とジャニーズ事務所への愛情を感じさせるものだった。
■「22歳定年制」の根底にあるタレントへの愛情