占い師・タレント濱口善幸さん 母親の喫茶店で「1人1000円占い」が裏メニューに
卒業後は父親がやっている建設業を手伝ったりしましたが、長くやっていたのは母親がやっている喫茶店の手伝い。実家暮らしだったのでお金の苦労はほぼなかった。
■人の心が見えることが本当につらかった
ある日、喫茶店でお客さん相手にタロット占いを始めたんです。そしたら「当たる!」と評判になり、僕の占いが喫茶店の裏メニューになっちゃった(笑い)。
喫茶店の営業が終わってから、お金をもらって占って。といっても、お1人1000円でだから、儲けにはならなかった。
お客さんは主婦の方が多かったですね。
旦那と別れたいからどうしたらいいかとか、子供の進路のことで相談に来られていました。
僕は占いで悪い結果が出た時は「ここを変えれば、良くなりますよ。未来は変わりますよ」とアドバイスすることを大事にしています。
苦労は金銭的なことより、接する人の心が見えること。「うわ、この人、今こう思ったわ」とわかる。付き合っている彼女が嘘をついているとわかっちゃうから、20代は本当につらかった。