木村拓哉“ボクシング版ドラゴン桜”で90年代回帰の賭け キンプリファンもハラハラ
■いかにもなキムタクドラマ
「順調に第一線を歩んでいた人が挫折し、落ちぶれたものの、若い生徒たちとの交流をきっかけに双方が熱い気持ちを取り戻し、共通の目標に向かって頑張るというのは、昔から何度も繰り返されてきた学園ドラマの王道の展開です。昨年4月期のTBS日曜劇場『ドラゴン桜』に出演していたKing & Princeの高橋海人さんも出演していることから、〈ボクシング版ドラゴン桜か?〉という声も出ています。ただ、実用的な勉強法を知ることができる要素もあったドラゴン桜と違い、今作はシンプルなスポコンドラマ。スポコンものは市場に溢れており、よほど新しい切り口がなければいくら木村さんが頑張ったとしても限界がありそうです」(コラムニストの水野詩子氏)
木村は悲哀に満ち、人生を諦めている主人公の役作りのためか、今作で終始低い声でボソボソと喋っている。ところが、いざリングに上がると強いという展開のため<最初はやる気がないけどやる気になったら実はすごいっていういかにもなキムタクドラマ><社会のはみ出し者だけど本当は凄い人っていう同じテンプレート><変わるのは職業だけ>という声も見られた。