非常階段・ミヤコは37歳の若さで急逝…「頑張ります!」の声が忘れられない
■「ヤセたんちゃうか?」の問いに「ダイエットですやんか」と…
そんなある日、ほんとに軽く感じたので「ヤセたんちゃうか?」と心配して聞くと「ダイエットですやんか、お年頃なんですから」「お年頃はだいぶ前に過ぎて見えへんやろ」と笑っていたのですが、しばらくして体調を崩して入院することに。ロケが続いた過労だろうからすぐに戻ってくるだろうと思っていたのですが相方のシルやんから「先生、ミヤコさん、がんなんです」と教えられたのです。
「表には出てないんで、ここだけのことでお願いします」とシルやんの目から涙があふれ出し「末期でもう長いことないらしいんです、私どうしたらええのん先生」「ミヤコは知ってんのか?」「知りません」「どんな奇跡が起こるかもわからへんし、いつものように接しときや」としか言えませんでした。
それから数日後、シルやんから「ミヤやん(ミヤコ)が漫才ネタのお礼言いたいうんで代わりますね」と連絡があり電話口に出たミヤコが「お疲れさまです。先生台本ありがとうございます!」。初めはなんのことかわからなかったのですが「シルやんから復帰した時用に(私が漫才を)書いてくれてはるて聞いたんで」と言うので「退院祝いやから、早よ帰ってきてしっかり覚えてやれよ!」ととっさに答えていました。「ありがとうございます。頑張ります!」と少し力は弱かったですがハッキリと答えてくれたミヤコ。