デスゲームと化した「鎌倉殿の13人」“アサシン善児”の最期が大反響、次に消えるのは誰?
北条の敵になる人物が毎週のように…
話の大筋は、当初、権力闘争には無関心だった坂東武者の北条義時が、ライバルである他の御家人たちを蹴落として、鎌倉幕府の第2代執権として権力を掌握していくというものだが、確かに最近は、梶原景時(中村獅童)、比企能員(佐藤二朗)、源頼家と、北条の敵になる人物を毎週のように粛清していくえげつなさがエスカレート。義時は仏師の運慶(相島一之)にも「おまえ、最近、人相が悪くなったなあ」と言われてしまった。
さらに、第33話では「武蔵守」の座を狙う北条時政(坂東彌十郎)と、その娘婿で“武士の鑑”の誉れ高い正義漢の畠山重忠(中川大志)の間に微妙な空気が流れ始めた。
SNS上は「ついに憧れの畠山殿までフラグが……」「みんなのプリンス畠山まで」などとザワついている。番組開始時、「面白さと怖さを兼ね備えた猛獣がたくさん登場する歴史サファリパークのような展開になりそうです」と話していた荻野氏はこう続ける。
「歴史的には、今後、義時は実の父である時政を排除するという流れになり、北条家が崩壊していく様子が描かれるはずです。さらに壮絶になっていきますよ」
クライマックスに向かうにつれて、デスゲームと化した「鎌倉殿の13人」。物語の最後、義時は一体、どんな顔つきになっていることやら。