デスゲームと化した「鎌倉殿の13人」“アサシン善児”の最期が大反響、次に消えるのは誰?
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は28日に第33回「修善寺」が放送された。世帯平均視聴率は10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。初の10%台となったものの、視聴率は後半戦に入った7月以降も11~12%台を推移しており、安定した人気を思わせる。
第33回では、源頼朝(大泉洋)の第1子・千鶴丸をはじめ、頼朝の弟・源範頼(迫田孝也)、北条宗時(片岡愛之助)ら何人も手をかけてきた冷酷非道な殺し屋の善児(梶原善)が、ついに殺されるという衝撃の展開に。
北条義時(小栗旬)の命で、源頼家(金子大地)暗殺のために向かった修善寺で、頼家に返り討ちにあい、そのとどめを刺したのは、善児に両親を殺され、弟子として育てられたトウ(山本千尋)だった。
“大河史上最恐”と言われた“アサシン善児”の意外な最期に、SNS上は、「鳥肌たった」「トウが……」「善児で泣けるなんて」などと大反響。時代劇評論家のペリー荻野氏はこう話す。
「善児は架空のキャラクターですが、ああいう殺し屋的な家臣は実在したはずです。善児は当初、物語の暗い部分を一手に請け負っていた非情な人物でしたが、面倒を見ていた頼家の子供である一幡に対して人間らしい愛情が生まれたものの、その直後に殺される。最初はホワイトだったが、どんどんダークサイドに落ちていく北条義時と合わせ鏡のようで、対照的な描かれ方がされているのが面白かったですね」