本田翼「君花」少女漫画的展開に視聴者ソッポ “オリジナル”対決は川口春奈「silent」に軍配
「君の花になる」は、原作のないオリジナルストーリーだが、ネットでは設定や展開が「少女漫画」や「乙女ゲーム」のようだと評されている。それなのに、女性からの支持が少ないのはなぜか。
■「silent」のリアルなセリフ劇
「女性でも最近の若年層は現実的で、早婚化が進んでいるとも言われ、自分でコンテンツを選んできた世代でもある。フィクション感が満載の作品には共感しにくく、萎える傾向にあるのだと思います。また、展開や設定に凝り過ぎて肝心のセリフ劇の内容が薄いと、作り物感がすることにやはり共感ができず、脱落する視聴者が出てしてしまうのでしょう」(ドラマ制作関係者)
今期の恋愛ドラマといえば、フジテレビ系の「silent」が一人勝ち状態だが、評価の肝となっているのは設定よりも「リアルさ」を感じられる台詞の応酬にある。中途失聴者の佐倉想(目黒蓮)に手話を教えた先天性ろう者の桃野奈々(夏帆)が、想から手話を教えてもらっているという青羽紬(川口春奈)に対し、「私が想くんに手話を教えたの。プレゼントを使い回された気持ち」と告げるシーンは、ネットでも大絶賛の嵐だった。