奴隷根性の表れか、尊い行動か…W杯日本人サポーターの“ゴミ拾い”めぐりSNSで場外乱闘

公開日: 更新日:

 優勝候補のドイツを日本が2-1で破る歴史的な大会となったサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で、試合後、日本サポーターが観覧席でゴミ拾いしたことをめぐり、SNSなどで“場外乱闘”が起きている。

 大王製紙元会長の井川意高氏(58)がツイッターで、ゴミ拾い報道に触れつつ、「こういうの気持ち悪いからやめて欲しい」「ゴミ拾い褒められて喜ぶ奴隷根性」などと投稿。さらに「まあ端的にいってサッカー場のゴミ拾いしたことを褒めてもらって喜ぶくらいしか 日本人の自尊心を満たせることがないくらい誇れるもののない貧しい国になったということだ」などと持論を展開した。

【写真】この記事の関連写真を見る(19枚) 

■舛添要一氏は「一面的だ」と切り捨て

 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(73)も自身のツイッターで、ゴミ拾いをする日本人サポーターの動画などが投稿され、称賛されていることを取り上げ、「日本のサポーターがスタジアムの清掃をして帰るのを世界が評価しているという報道もあるが、一面的だ」と切り捨て、「身分制社会などでは、分業が徹底しており、観客が掃除まですると、清掃を業にしている人が失業してしまう」「文化や社会構成の違いから来る価値観の相違にも注意したい。日本文明だけが世界ではない」との見方を示した。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド