文芸評論家・北上次郎さん76歳で死去 本紙連載コラム「これが面白極上本だ!」を18年担当
「本の雑誌」創刊者で文芸評論家の目黒考二(めぐろ・こうじ)氏が、病気のため、今月19日に亡くなっていたことが分かった。76歳だった。葬儀は家族葬で行う。
1946年、東京都生まれ。本名の目黒考二のほか、文芸評論家・北上次郎、競馬エッセイスト・藤代三郎の名でも執筆活動を続け、エンターテインメント書評という新しい分野を確立した。84年、「冒険小説の時代」で日本冒険小説協会賞最優秀評論大賞受賞、94年、日本推理作家協会賞評論その他の部門受賞。
本紙書評ページでは、北上次郎の名で2005年から約18年にわたり、コラム「これが面白極上本だ!」を連載。今月13日の掲載が最後となった。
謹んで哀悼の意を表します。