「トランプ関税は不良のカツアゲ」…米国で立憲議員シンジ・オグマの国会質問動画が大バズりのナゼ
「シンジ・オグマという議員の発言がこちらのSNSでバズっています」
NY在住ジャーナリストのシェリーめぐみ氏からそんな情報がもたらされたのは4月25日のこと。一体、何かと調べてみると、日本では産経新聞など一部で報じられたものの、ほとんど話題にならなかった野党議員の国会質問だった。
シンジ・オグマは立憲民主党の小熊慎司衆院議員(福島3区・当選5回)。注目されたのは4月16日の衆院外務委員会での岩屋外相への質問だ。トランプ関税に冷静かつ毅然とした対応を取るべきだとし、こう発言したのだ。
「アメリカの言っていることは無理難題だし、理論もめちゃくちゃ。何の整合性もない。不良少年のカツアゲに近い」
「カツアゲするやつにお金をあげたら、またカツアゲに来ます」
「とにかくまっとうじゃない相手に譲歩してはだめ」
質問は30分強あったが、衆院が配信する公式動画を切り抜き英訳をつけたもの、さらには生成AIを使って、小熊氏が流暢な英語で質問しているかのように見える動画まで作成され拡散されている。