故・高橋幸宏さん 10年前に移住した軽井沢での穏やかな生活…愛妻のモデル活動再開も後押し
《2020年夏に判明した脳腫瘍の摘出手術は成功裏に終わり、その後は復帰に向け度重なる治療と入退院を繰り返しながらリハビリに真摯(しんし)に向き合ってきました》
11日、誤嚥性肺炎のため亡くなったのが、「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」などでドラマーとして活躍した高橋幸宏さん(享年70)。妻の喜代美さんが所属事務所を通じてこうコメントした。
高橋さんの急逝に、YMOの盟友、坂本龍一(70)のほか、矢野顕子(67)、竹中直人(66)、木村カエラ(38)など、ゆかりのある関係者から追悼コメントが寄せられたほか、SNSにはファンからの悲しみの声が数多くあがっている。
2020年、頭痛に悩まされていた高橋さんは、検査の結果、脳腫瘍の疑いがあると診断され、8月には脳腫瘍の摘出手術を受けた。その後の経過は順調と思われていたが、21年6月、自身のツイッターで《まんまと嫌な予感が当たり、僕はまた別の治療を始めます》と報告。治療を続けながら音楽活動を続けていたが、2022年9月に行われた自身の音楽活動50周年記念のライブに出演することはかなわなかった。