濱田岳は外野の雑音を実力でねじ伏せてきた 同クール2本の連ドラで存在感発揮のワケ
2015年にはテレビ東京系の連ドラ「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」で若き日の浜ちゃんを演じるなど、ずっとドラマや映画に出ずっぱりだが、160センチと小柄で童顔ゆえに《長く続けるのは難しいだろう》なんて陰口を叩く連中も業界内にいたらしい。
「それも30代になって、突き抜けた感じです」と芸能ライターのエリザべス松本氏がこう言う。
「気負いというかギラギラ感が薄れて、今となれば演技が《鼻につく》なんて言う人は誰もいないでしょう。童顔についても、NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』に白髪頭で再登場した際、SNSで話題になるほど老け役が好評だった。セリフなしで表情だけでも泣かせることができる、それが長尺でも耐えられる。『カムカム』を見て改めて凄い役者さんだと思いましたね」
小柄でコロコロした体形もハンディというより、もはや強みだ。
「西島さんや草刈さんらスタイルのいいイケメンと濱田さんが並ぶと、コンビの凸凹感みたいなものが際立って、どちらも映えるんですよね。いずれにせよ、濱田さんは天賦の才だけじゃなく、いろいろな“外野の雑音”を実力でねじ伏せてきたとも言えるでしょう」(エリザべス松本氏)