濱田岳は外野の雑音を実力でねじ伏せてきた 同クール2本の連ドラで存在感発揮のワケ

公開日: 更新日:

 2015年にはテレビ東京系の連ドラ「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」で若き日の浜ちゃんを演じるなど、ずっとドラマ映画に出ずっぱりだが、160センチと小柄で童顔ゆえに《長く続けるのは難しいだろう》なんて陰口を叩く連中も業界内にいたらしい。

「それも30代になって、突き抜けた感じです」と芸能ライターのエリザべス松本氏がこう言う。

「気負いというかギラギラ感が薄れて、今となれば演技が《鼻につく》なんて言う人は誰もいないでしょう。童顔についても、NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』に白髪頭で再登場した際、SNSで話題になるほど老け役が好評だった。セリフなしで表情だけでも泣かせることができる、それが長尺でも耐えられる。『カムカム』を見て改めて凄い役者さんだと思いましたね」

 小柄でコロコロした体形もハンディというより、もはや強みだ。

「西島さんや草刈さんらスタイルのいいイケメンと濱田さんが並ぶと、コンビの凸凹感みたいなものが際立って、どちらも映えるんですよね。いずれにせよ、濱田さんは天賦の才だけじゃなく、いろいろな“外野の雑音”を実力でねじ伏せてきたとも言えるでしょう」(エリザべス松本氏)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」