濱田岳は外野の雑音を実力でねじ伏せてきた 同クール2本の連ドラで存在感発揮のワケ
警視庁の刑事役に若き日の江戸川乱歩役。いずれも話題になっている濱田岳(34)の評価は上がることはあっても下がることはなさそうだ。
西島秀俊(51)主演の連ドラ「警視庁アウトサイダー」(テレビ朝日系=木曜夜9時)では、冷静沈着な所轄署の刑事。
濱田主演の連ドラ「探偵ロマンス」(NHK=土曜夜10時)では、初老の名探偵(草刈正雄)とコンビを組む、江戸川乱歩になる前の推理小説家志望の青年を。
■刑事役も江戸川乱歩役も好評
「エースと呼ばれる刑事に無名の“探偵助手”とキャラは違いますが、いずれも上手としか言いようがありませんね」とテレビ誌ライターは笑う。業界内外の評価は変わらず上々なのだが、ずっと順風満帆だったというわけでもない。
子役出身の濱田は2004年の「3年B組金八先生」(第7シリーズ=TBS系)から本格的に俳優の道を歩み始めた。
「演技力の高さは10代の頃から定評がありましたが、その一方で、20代で脇役から主役クラスにのし上がるにつれ、《僕って演技がうまいでしょ感が鼻につく》なんて批判が起きた時期もあったんです」(ドラマ制作会社プロデューサー)