「ジャニー喜多川問題」追及できないNHKのジレンマ その一方で未契約者に“割増金ペナルティー”の強硬姿勢

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紅白歌合戦もジャニーさんが亡くなる前から所属タレントが出場歌手のほか司会まで務め、業界では“ジャニーズ祭り“と揶揄されてます」

“ジャニーズ祭り”と言われるようになったのは、13年の紅白歌合戦。白組の司会を務めた櫻井翔(41)の「嵐」のほか、「SMAP」「TOKIO」「関ジャニ∞」「Sexy Zone」が出場。翌年は、同年の大河ドラマ「軍師官兵衛」の主演、岡田准一(42)の「V6」を加えた6組が出場。

「昨年、ジャニーズを支えてきた滝沢秀明(40)の電撃退所で、業界が激震。その年の紅白はさすがに出場枠が減るのでは言われましたが、ふたを開けてみると前年の5組から1枠増えて6組。いかにNHKとジャニーズが蜜月関係であることがわかります」(音楽プロデューサー)

 NHKとジャニーズ事務所との関係を象徴しているのが、00年4月スタートの「ザ少年倶楽部」。業界ではジャニーズJr.の育成番組と呼ばれている。

「音楽バラエティ番組と謳ってますが、ジャニーズJr.がメインで出演するジャニーズによるジャニーズのための番組という要素が強い。民放ならともかく、公共放送がいちプロダクションの番組を制作するのが問題にならないところが日本らしいと言えるでしょう」(週刊誌記者)

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