武田真一アナ「DayDay.」の“有事”対応で評価うなぎ上り 民放活躍のフリーが元NHK出身者ばかりのなぜ
■NHKアナはたたき上げの実力者
例えば、テレビ朝日の看板番組「報道ステーション」でキャスターを務める元NHKの大越健介氏(61)は昨年10月から、それまでの月~木曜だけではなく、金曜もメインキャスターとして出演しているし、他にも、元NHKアナの柳澤秀夫氏(69)は同局のワイドショー番組でコメンテーターを務めている。バラエティ番組でお馴染みとなった草野仁氏(79)も元NHKアナだ。
一方、フジテレビやTBS、日本テレビなどの民放出身者をみると、フリーになる男性アナはいるものの、なぜかその後、お茶の間で姿はあまり見られない。特番でたまに出演するぐらいだ。日テレアナ出身で、高視聴率を誇るテレ朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」のMCを務める羽鳥氏(52)のようなケースは異例中の異例だろう。
「NHKアナは地方局からスタートし、事件や事故が起きて記者が足りない時は現場に出て取材もする。原稿を読む力、話す力に加え、記者のように場数を踏むわけです。そうやっていくつかの放送局を回り、実力者だけが東京や大阪のアナウンス室に行く。いわばたたき上げの実力者と言っていい。安定感があるのはそのためでしょう」(放送ジャーナリスト)
同じフリーアナで起用するのであれば、民放よりもNHK出身者を選ぶのも分かる。