「どうする家康」ファンタジー色の強い「築山殿事件」描写に《やり過ぎでは…》とSNS困惑
脚本を手掛ける古沢良太氏は、今年1月に後悔された映画「レジェンド&バタフライ」でも織田信長と濃姫の関係性に新解釈を加えたストーリーを展開した。今作でも意表を突き、今までの家康や瀬名、信康や五徳のイメージを一新するような新解釈を狙ったのかもしれない。
「新しい解釈をすることで、ネットを中心に話題に呼びたいという思惑と、今の時代の価値観に合わせてあえて悪役を作らないというコンプラを意識した部分もあると感じます。ですがこれだと、新解釈のために無理やり史実と辻褄が合うように作ったため、空砲を撃ち、戦をするフリを続けるなどのツッコミどころを生んでしまった印象です」(同)
次回予告では家康が瀬名と信康を失い、覚醒したかのような描写もあったが、一度離れた大河ファンの心を取り戻すことはできるのか。