森七菜がなぜ「真夏のシンデレラ」主演かがよく分かる…低調発進もベタな恋愛ドラマで正解
「今どきベタな夏の恋物語で、アンチも多いとされる森七菜主演で大丈夫か。期待しつつも、怖いもの見たさみたいなものもあったのでしょう。放送後には、アンチとおぼしき、《演技が学芸会》とか《役が合っていない》なんてネガティブなコメントも飛び交いましたが、月9の恋愛ドラマ全盛時代を知っている中高年からすれば、ベタだから面白い。《いやいや》《おいおい》《そりゃないだろ》なんてツッコミを入れながら安心して、ほほ笑ましく見ていられる内容です。いきなり不発で悪評が多いと、逆に《どんなドラマか一度見てみようか》という層も現れそうで、今後、数字を伸ばしていく余地はあると思いますよ。これはこれで正解でしょう」(在京キー局プロデューサー)
中には《主演は森七菜より(共演の)吉川愛の方が良かった》なんて声もあるが、「『真夏のシンデレラ』の初回を見て、改めて、なぜ森さんが主演なのか、よく分かりましたね」と、スポーツ紙芸能担当デスクはこう続ける。
「はっきり言ってアンチが多いぐらい“癖”が強い役者さんじゃないと、まず月9の主役は張れません。ドラマを見れば分かりますが、一番キャラが立っていたのは森さんでしたし、ダブル主演の間宮さんは正直、印象が薄かった。劇中、森さんが『ちんちくりん』と悪口を言われるシーンがあって、確かにスタイルは抜群とは言えないでしょうが、他の俳優陣に囲まれても、森さんは誰よりも目立っていたし、光って見えました。癖というかアクの強さって“輝き”と表裏一体で、森さんは改めてそういうスター性を秘めているんだな、と」
人気のバロメーターのひとつ、TVerお気に入り登録数は今のところ38万人超とまずまず。今後、視聴率も伸ばしていけるか。