メディアはジャニーズとの関係をいったん白紙に…今後の付き合い方を見直す時期に来ている
「ジャニーさんはこの部屋のどこに、どんなレコードがあるのか全部、覚えていた。僕でも覚えていないのに。『〇〇のLPの3曲目の歌。あんな調子の楽曲をうちの子に歌わせたい』と熱心に何度も聴いていた」と名プロデューサーとしての顔を見ていた兄。一方で性被害にあった弟。兄弟がそれぞれ別な顔のジャニー氏と接していたことになる。
■北公次氏の著書で世間が注目
ジャニーズ事務所の創業は1962年。3年後に一部週刊誌が少年へのわいせつ行為を報道していたが、世間で注目されるようになったのは元フォーリーブスの北公次氏が88年に出版した著書「光GENJIへ」だった。ジャニー氏からの性被害を明らかにしたが、他のメディアが騒ぐことはなかった。
「北はジャニー氏と同じ和歌山県出身。ジャニー氏の“喜多”から“北”と付けられ、バック転の先駆者だった北はアイドルとして成功。退所後に性被害者と言われても、“なにを今さら”というのが世間の風潮で、『暴露本』扱いでした」(女性誌記者)