著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

市川猿翁、香川照之、藤間紫…ドラマを超えた3人の“運命の糸”

公開日: 更新日:

憎む相手が味方に変わり

 ちなみに、紫さんと前夫とのお子さんは藤間文彦さんで、母親が離婚する前から憎いはずの不倫相手である猿翁さんの事務所社長となって、これも驚きだった。

 今であったらダブル不倫というだけでスポンサーは逃げ出す。仕事が激減といったことにもなりそうだが、古き良き時代というか、寛容だったのか、仕事で実績を上げ続けて乗り切った。

 生まれた直後から浜木綿子に引き取られて育てられた香川は、歌舞伎の世界とは縁がなく、しかも香川が25歳の時に猿翁に面会に行ったら、「家庭とは決別した」と追い返され、絶縁状態となった。それを紫さんが間に入り、「息子なのだから」と関係を修復させたのだった。

 香川と息子の市川團子が澤瀉屋を継いでいけるようになったのも紫さんのおかげというから、禍福は糾える縄のごとしで、思い返すだけで頭の中がグルグル回りそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末