八千草薫さんは役者たちの“駆け込み寺”…おっとりとした雰囲気で諭してくれた

公開日: 更新日:

 緒形拳さん、桃井かおりちゃんときて、この方にご登場願わないわけにはいかないでしょう。ドラマでの八千草さんの役どころは3人姉妹のいちばん上。おっとりとしていて、天然ボケの長女役。

 素顔の八千草さんもおっとりとしていて、すっごく優しい方。ドラマと違うのは天然ぽいけど、そんなことはないところかな。

 仕事の現場ではいろんな問題が起きるんですけど、この人がいれば丸く収まるみたいな人がいるでしょう。「時間ですよ」のときの森光子さんみたいな。タイプは違いますけど、八千草さんもそんな方でした。

 ただでさえ個性豊かな役者さんたちが集まって、ひとつの作品を作るわけだから、関係がぎくしゃくすることもあれば、トラブルだって起きますよ。そんなときの駆け込み寺っていうのかな、当事者たちは八千草さんのところに相談にいくわけですよ。

■スタッフがあたふたするような問題も顔色ひとつ変えず…

 すると、あの、おっとりとした雰囲気のまま、「そう……それは大変ねえ……」って受け止めた上で、「でも、お互い、悪気があるわけじゃないんだから、時間が解決してくれるわ。いま、声を荒らげたりしても余計にややこしくなるだけよ」って、なだめちゃう。スタッフがあたふたするような問題だろうと、顔色ひとつ変えず、あの雰囲気のまま諭すように……。

 あのころすでに30年以上のキャリアがあって、数えきれないほどの修羅場を経験されてきたと思うんです。だからこそ、ちょっとやそっとのことでは動じないのかなぁって。あの優しい表情の裏に、すごく強いものをお持ちだったような気がします。

(構成・藤井優)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  2. 7

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  3. 8

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が