上白石萌音が山口百恵を歌う? “ジャニーズなし紅白”の目玉はZ世代に人気上昇の昭和歌謡
「ブギウギ」は企画コーナーに登場?
ジャニーズ王国崩壊は、ダンスミュージック全盛の終わりかもしれない。では、今年はどんな紅白になるのか。
「そうは言っても、オリジナル歌手がしわがれ声とおぼつかない足取りで次々と登場したのでは、若い人はもちろん、昔から紅白ファンというおばあちゃん、おじいちゃんだって引くでしょう。この昭和歌謡人気は懐メロブームではないので、旬の歌手やグループが新しい解釈で歌い直すというスタイルになるはずです。例えば、山崎育三郎が『また逢う日まで』、上白石萌音が『いい日旅立ち』で出場すれば、では『木綿のハンカチーフ』は誰が? と話題になります。純烈と風間ひなので昭和歌謡メドレーというのもありでしょう。本人出演は岩崎宏美くらいですかね」(前出の元マネジャー)
放送中の連続テレビ小説「ブギウギ」は、戦争と高度経済成長の昭和のど真ん中が舞台だ。NHKとしては何とか紅白に絡ませたいところで、企画コーナーで登場するかもしれない。
そして、昭和歌謡曲といえば、本紙・日刊ゲンダイのコラム「流されゆく日々」でおなじみの作家の五木寛之さん。何曲も詞を書いていて、今年度前期の朝ドラ「らんまん」のタキばあちゃん・松坂慶子の「愛の水中花」もそうだ。今年の紅白の審査員にぜひ起用してほしい。
(コラムニスト・海原かみな)