松崎しげるさん 母親がつくる「鶏皮の佃煮」はあさりの佃煮よりうまい!メシ3杯は食べられた
松崎しげるさん(歌手/74歳)
ベテラン歌手の松崎しげるさんのおふくろメシはごはんが進む鶏皮の佃煮。残った汁もごはんにかけたら極うまの絶品メニューになる。今もフェスの主催など精力的に活動する原動力は自らの手料理だ。
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おふくろがいつも鶏皮を煮込んで作っていましたが、これがうまくてねえ。
まずたっぷりの湯で鶏皮を煮込む。調味料はその煮込んだ汁を大さじ2杯くらい使うのがコツ。他に酒、みりん、醤油を同割入れ、砂糖も入れて。
さらにショウガ。うちはきざみショウガを入れてましたね。この方が食感がいい。弱火で汁けが少なくなるまで煮る。
おふくろは親父には白髪ネギを上にのせてましたね。子供はネギはあまり好きじゃないから。
同じ佃煮でも、あさりの佃煮よりもうまくて(笑)。子供の頃は鶏皮の佃煮があればメシ3杯は食べられちゃう。鶏皮を全部食べた後は残り汁をごはんにかけて食べてました。これも抜群にうまいですよ。
残っただし汁を使って煮込みうどんを作ってくれたのがまたおいしい。東京育ちだから、うどんといえば醤油の味が濃いんだけど、醤油は少なめにして塩味を足していました。シイタケを入れて煮込むとメチャメチャうまい! あと野菜を多めに入れてくれたかな。
僕は昭和24年生まれでまだ食糧難の時代でしたから、おふくろは料理上手でもあり、工夫上手だったんですよね。いわゆる下町のお母ちゃんて感じの料理で。
うちの家の前がお豆腐屋さんで、店先におからが山のように積まれ、欲しい人はタダで持って帰っていいんです。それをおふくろはよくいただいてきて、家族で食べました。おからを他の具材と混ぜたり、いろいろと工夫してね。