SMILE-UP.本社ビルの売却額は200億円…故・ジャニー喜多川氏の“聖域”も切り売りターゲットに
24日、不動産大手ヒューリックへの売却が明らかになったのが、東京・赤坂にあるSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の本社ビル。2001年竣工の地上6階、地下3階のオフィスビルで、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が所有していたのを、18年2月に旧ジャニーズ事務所が取得した物件だ。本社売却後も、SMILE-UP.は賃貸契約で入居を続けるという。
「同ビルは東京メトロ千代田線の乃木坂駅から徒歩1分ほどで、東京ミッドタウンが近くにそびえる都心の超一等地にあります。売却額は非公開ですが、旧ジャニーズが取得した当時、およそ100億円程度と言われた同ビルの価値は、不動産価格の高騰の影響で150~200億円ほどと言われています」(スポーツ紙記者)
故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題で、被害者の補償救済を行うSMILE-UP.と、タレントのマネジメントを担うSTARTO ENTERTAINMENTに解体されて以降、注目が集まっていたのが、旧ジャニーズ事務所の巨額資産の行方だ。特に時価500億円超と言われる保有不動産は、赤坂、渋谷、麻布十番などに点在し、都心の土地が枯渇する中、大手不動産会社や投資会社が虎視眈々と狙っていると言われていた。