菜々緒「無能の鷹」の評価がさらに上がれば「おむすび」も?2作品を担当する腕利き脚本家の存在
菜々緒が演じる鷹野は見た目完璧なのに、「燃費」を「もえぴ」なんて読んでしまうほどのぶっ飛んだキャラだ。
「“お仕事ドラマで学んだ”という鷹野の外観や身のこなしとのギャップがいいですね。ジャンルもテイストもまったく違いますが、『踊る大捜査線』が登場した時に近い新鮮さを感じました。菜々緒さんもポンコツキャラをのびのびと演じていて、シリーズ化の予感さえします」(亀井徳明氏)
脚本は今期のNHK朝ドラ「おむすび」も担当している根本ノンジ氏。橋本環奈(25)主演の「おむすび」は平成ギャルの描き方がリアタイ視聴者層との相性が悪く、評判は今ひとつのようだが……ちなみにFilmarksでの評価は2.6。
「この2~3年で根本さんが脚本を担当した『ハコヅメ』(日本テレビ)や『正直不動産』(NHK)は大ヒット。いずれも漫画を原作としたものです。原作の面白さを損ねることなく、実際に俳優さんが動くドラマならではの面白さを絶妙なメリハリで脚本化できる人。『無能の鷹』も、それが生かされているようですね。オリジナルの朝ドラのほうも、登場人物のキャラが定着してくればだんだん面白くなっていくはず」(テレビ誌ライター)