“異色すぎる美人演歌歌手”不知火鈴香さん 故郷熊本の馬肉を使った安くてうまいオリジナルコロッケ

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不知火鈴香(演歌歌手/50歳)

 50歳、子供7人、孫5人──。中高年に勇気を与えてくれる異色すぎる演歌歌手が9月にメジャーデビューを果たした。出身は熊本。全国の道の駅を拠点に活動している不知火鈴香さん。「道の駅は食べ物も遊びもたくさんあるパラダイス」という不知火さんが紹介してくれたおふくろメシは馬肉コロッケ。

  ◇  ◇  ◇

 熊本は言わずと知れた馬肉の街。最近は阿蘇の草原で育つあか牛の店も多く、市内には馬肉あか牛の店がたくさんあります。

 でも、私にとって母の料理はやっぱり馬肉。歌手を目指したそもそものきっかけは母が歌が好きだったことですが、料理もメチャメチャ上手。馬肉を使った料理は子供の頃からよく食べて育ちました。馬肉コロッケとか馬スジの煮込み、馬スジのカレーとか。

 ただ、熊本では馬肉を日常的に食べているわけではありません。馬肉料理が出るのは県外からお客さんが来た時とか特別な日です。そんな時に母がよく作ってくれたのはコロッケです。

 ウチのコロッケの馬肉はよそとは違います。馬肉には刺し身と焼いて食べる肉の2種類があってコロッケに使うのは焼いて食べる馬肉です。

 馬肉はミンチ肉にしてもらいますが、ざっくり大きめの粗ミンチにするのがポイントです。これはスーパーでは売っていないので肉屋さんに頼んでやってもらっています。これの方が馬肉のおいしさを味わえるんです。ジャガイモはペースト状ではなく、ゴロゴロした感じに。さらにヘルシーにするためにキャベツを入れ、シャキシャキ感を出す。このキャベツを入れるのが実は私のアイデアです。馬肉屋さんでアルバイトをしていたことがあって、お店の人のアドバイスで私流にアレンジしているんです。うちは子供が多いから、野菜を使って節約するためもあります。

 最初に子供を産んだのが18歳の時で長男を出産しました。その子が今33歳です。7人きょうだいで2番目から全部女の子で30歳、26歳、23歳、21歳、20歳、一番下が8歳です。3人が嫁いで孫が5人います。大家族だから、ご飯の時は戦争状態です。安くておいしいものを作るのがモットー。

 歌の道に入る最初のきっかけは日本舞踊をやっていた祖母です。祖母に影響されて母が地元のカラオケ大会に出るようになり、私も3歳くらいから演歌をコブシを回して歌っていました。歌好きの家系なんです。

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