“アニメ界の大物”フジテレビ新社長・清水賢治氏の社内の評判と不安…一大有事に耐えうる人材なのか
清水氏は27日の超ロングラン会見にも出席。ヒートアップする記者とは対照的に冷静沈着な受け答えや、「視聴者から大きな支持を得ているメディアであることがフジテレビの存立基盤の最大のところ」などの発言からテレビマンとしての矜持も感じさせた。
■あくまで「よりマシ」
「清水氏のソフトな人柄がにじみ出るような会見ではありましたが、やはり押しの強さは感じられませんでした。存亡の機に立たされた一大有事に適したトップかどうかは疑問符がつく。そもそも、株主やスポンサーからも日枝(久)相談役を含めた経営幹部の総退陣を求められる中、まるでトカゲの尻尾切りのクビのすげ替えで納得を得られると思っていること自体、大間違い。信頼回復には程遠い人事です」(フジ関係者)
27日の会見でも登壇者たちは一様に、今回の役員人事を「暫定」だと認めた。誰かが「日枝天皇」のクビに鈴をつけない限り、混乱は続く。
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局内でも『天皇』などと呼ばれ、専制君主のように見られている日枝久氏。「老害」の批判は以前からだった。●関連記事【もっと読む】『フジ女子アナ“上納接待”疑惑「諸悪の根源」は天皇こと日枝久氏か…ホリエモンは「出てこい!」と訴え、OBも「膿を全部出すべき」』に詳しい。