芳根京子《昭和新婚ラブコメ》はトップクラスの高評価!「話題性」「考察」なしの“スローなドラマ”が人気の背景
演出は「監察医 朝顔」(フジテレビ)などの平野眞氏、脚本は「リコカツ」(TBS)などの泉澤陽子氏と、実績あるスタッフ陣。芳根は「原作を読んで泣いてしまった」、本田響矢(25)も「癒やしのある作品にしたい」とコメントしており、作品への思いは並々ならぬものがある。
「近年のドラマって情報量がとにかく多いしテンポも速くて、ネットでの話題性重視だったり、“考察”狙いのものが多いですよね。そんな流れの中にあって、このドラマは完全に真逆。だからこそ新鮮だし、ちょっと立ち止まって見たくなる空気があります。とはいえ、この“静かすぎる世界”をつまらないと感じる人がいるのも事実だし、“タイパ”を気にしたり“縦型ショートドラマ”を好む若年層にはスルーされてしまいそう。でも原作の持っている温かさや癒やしに共鳴できる人には確実に刺さるはずだし、この試みを応援しつつ見守りたい」と前出の亀井徳明氏は語る。
SNSでは徐々に“推しドラマ”として挙げる声も増えてきており、レビューサイトFilmarksでの評価も5点満点で4.0(4月25日現在)とじわり上昇中で、春ドラマの中ではトップクラスだ。果たしてこの“昭和の静かな新婚生活”は、令和のドラマファンにも祝福されるのか……それとも、またしても“視聴率の呪い”にのみ込まれるのか。