(3)さまざまな種類の食品を取っている人は死亡率が低い

公開日: 更新日:

 100歳を超えても元気に暮らす高齢者の中から「毎日サケを食べている」「青魚を欠かさない」など、特定の食品を常食しているというお話を聞くことがあります。このような事例を耳にすると、つい長寿の秘訣は特定の食べ物にあるのではないか? 健康長寿になれるスーパーフードがあるのでは? という素朴な疑問が生まれるものです。

 しかし現時点では十分な科学的根拠(エビデンス)がある「これだけを食べればよい」といった食品はありません。

 ではなにが重要なのかというと、サケや青魚とともに昔からいいといわれている、納豆や味噌といった発酵食品などを含め、多様性豊かな食品を摂取することに尽きます。

 ただ1回目の本連載でも述べましたが、食べる量が多くエネルギー量が十分でも、体を動かすために必要な筋肉・皮膚・内臓などの体を作る材料になるタンパク質が不足していれば、低栄養となるため注意が必要です。

 ちなみに1日に取る理想的な食品は、主食の米、パン、麺などに加え、「食品摂取の多様性スコア」を目安にするといいでしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ