女性関係のこじれから自殺した 松宮一彦アナ
<1999年9月>
99年9月、元TBSの人気アナだった松宮一彦が自宅マンションで首吊り自殺し、45年の短い一生を終えた。松宮は当時、新旧2人の恋人と関係がこじれていて、それも自殺の一因とみられた。
28日深夜、恋人(当時36)が松宮の自宅マンションを訪ねた。前日昼過ぎに、松宮から「体調が悪い」と電話がかかってきたが、その時の様子が変だったという。彼女はその後、何度か電話をかけたが、ずっと留守電だった。
合鍵を持っていた彼女は気になってマンションに向かい、ドアを開けようとした。だが、何か重いものが引っかかったようで開かない。彼女がやっと開いたドアの隙間から中をのぞくと、ノブにネクタイが結びつけられており、そこで松宮が首を吊って死んでいた。死亡推定時刻は前日の午後4時。遺書はなかったが、明らかな自殺だった。
大卒後、TBSにアナウンサーとして入社。人気歌番組「ザ・ベストテン」の「追っかけマン」として注目を浴び、音楽知識の豊富さと明るく軽妙な語り口が受け、同社の看板アナウンサーのひとりになった。