朝から女性用AVを延々特集…TBS「ビビット」の“迷走”は続く

水谷先生も困惑顔だった（Ｃ）日刊ゲンダイ

【連載コラム 桧山珠美の「あれもこれも言わせて」】

　ＴＢＳ「白熱ライブ　ビビット」（月～金曜８時～）。スタートから２カ月経ち、少しは熟れてきたかと思ったが、ますますヒドくなっている。

　番組開始当初から、新宿・歌舞伎町と見まがうような“紫”を基調としたケバいセットが不評だったが、１１日の放送を見てびっくり。ケバいセットに合わせたかのような中身になっていたから。

「主婦の欲望リサーチ」と題したコーナーでのこと。「女性向けセクシービデオ“エロメン”の魅力とは？」などという特集で、朝っぱらから女性用ＡＶ事情についてやり出したのである。

　今、女性に人気のセクシービデオは「ＳＩＬＫ　ＬＡＢＯ」という、スタッフが女性だらけのＡＶ制作会社で作ったものであることや、人気のＡＶ男優の紹介などなど。

　ＡＶを見たことがないという主婦を集めてビデオ観賞会を開き、その様子を延々流すといった趣味の悪さ。ＡＶのキスシーンやベッドシーンを流し、激しい場面は音声だけで、そこに主婦の驚きの顔や、恥ずかしげな表情を映し、さらにそのＶＴＲを見ているＭＣ国分太一（写真）、真矢ミキ以下、ゲストコメンテーターたちの顔をワイプで捉えるといったような公開羞恥プレー状態。