フジ「心がポキッとね」はミスキャスト 主役4人に魅力なし
【連載コラム 桧山珠美の「あれもこれも言わせて」】
8日スタートの新ドラマ「心がポキッとね」(フジテレビ系)を見た。脚本&演出は岡田恵和&宮本理江子で、「最後から二番目の恋」コンビの再登板。とあらば、小泉今日子と中井貴一の丁々発止なやりとり、テンポのいい会話劇を堪能できると期待せずにはいられなかったが、とんでもないものだった。
あまりにもかったるいので途中で寝落ちしてしまったほど。翌日、気を取り直してもう一度最初から見直したが、こっちの心がポキッと折れてしまった。
「キレちゃった男(阿部サダヲ)×ストーカー女(水原希子)×悩めない男(藤木直人)×いい年して自分探し女(山口智子)、病んでる男女4人のラブコメディー」ということなのだが、ちっとも笑えない。空回りもいいところだ。
そもそも、水原希子と山口智子。2人の女が揃いも揃ってウザい。ひとつのドラマに2人もウザい女はいらない。
まず水原。とにかくガサツ。フライドポテトの食べ方も汚いし、スカートなのに、股をガバッと開いて座り、看板を蹴るなど、「そんなやつおらんやろー」((C)大木こだま)だ。