デビュー2日前に ANRIこと坂口杏里ストリップ降板の全真相
公演2日目の17日、浅草ロック座の担当者は日刊ゲンダイの取材に対し、「双方話し合いの結果、こちらから出演見送りを提案した」とこう続ける。
「理由はANRIさんが舞台に立つ一定のクオリティーに達していなかったからです。われわれは彼女にキレッキレの踊りを求めていたわけではありません。ANRIさんのようにストリップもダンスも初心者という新人の子は珍しくありませんが、ただ、そういう子たちは皆、一生懸命覚えようと努力しています。少なくともANRIさんにそういう誠意と熱意を感じることができませんでした。足りなかったと思います。体を絞ってくることもなく、とてもじゃないけれど、お客さまの前に立たせられる状態ではなかった。ストリップのステージは踊り子自身、そのものを隠すことなく見せる場であり、一切のごまかしが利きません。あのままステージに立ったら、本人もかわいそうでした」
降板を決定したのは、ゲネプロ(最終リハーサル)終了後で過去には例がないという。
同じステージに立つ踊り子たちの心境も推して知るべしだ。
体を張って舞台に立つ彼女たちの汗や息づかい、真剣なまなざしで見つめる観客……。ストリップ、なめんなよ! というのが真相のようだ。