星野源は九死に一生…「致死率50%」の脳卒中を予防する

公開日: 更新日:

 国立循環器病研究センターのデータによると、血管奇形を持つ人の受診時の状態は、出血が48%とトップだが、36%が無症候で、13%はけいれんだった。2人に1人は、破裂する前に受診できている。

「けいれんの症状で精密検査を受けたり、たまたま脳ドックを受診して血管の奇形が見つかると、未破裂での受診につながります」

 発症すると50%は命を落とすくも膜下出血は、若年性と高齢者のケースで、その後に違いがあるという。

「60歳以下は、手術後5年たっても8割が自立していますが、70歳以上で5年後に自立しているのは38%で、42%が亡くなり、残りの20%は要介護状態です」

 厄介なくも膜下出血をうまく切り抜けるには、若さがひとつのキーワードになる。若年性と高齢者の発症をそれぞれ未然に防ぐには、「20歳と50歳で脳ドックを受けること」だ。それで未破裂のこぶが見つかったら、こぶを塞ぐ治療で破裂は予防できる。

 脳卒中の中でもうひとつ怖いのが、あるタイプの脳梗塞。心原性脳塞栓と呼ばれるタイプで、巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄(82)は14年前、サッカー元日本代表監督のオシム(76)は11年前に発症したことで知られる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる