消えない目の不快感の正体は「眼瞼けいれん」かもしれない

公開日: 更新日:

 この治療を受けた人の20%は、初期では効果がなかったという報告もある。しかし、続けるうちに効果が出てくるケースも少なくない。また、A型ボツリヌス毒素療法はボトックス注射とも呼ばれ、自費診療として美容目的にも活用されているが、眼瞼けいれんは保険適用だ。3割負担で1万5000円ほど。高額であること、皮内注射なので痛いこと、施術後に皮下出血などを伴うことがあることがネックか……。

「A型ボツリヌス毒素療法以外では、経口薬、指を目尻にかけるなどの知覚トリック、遮光眼鏡や点眼薬(レバミピド点眼薬)によるまぶしさや痛みの治療、重症例に検討する眼輪筋切除術があります。ただし、いずれもA型ボツリヌス毒素治療に勝るものではありません。眼瞼けいれんに悩んでいるなら、まずはA型ボツリヌス毒素療法を考えた方がいいでしょう」

 眼瞼けいれん、特に本態性は、40代以降の女性に多い。下の〈主症状〉で該当するようなら、眼科へ。

<主症状>
●まばたきが多い
●まぶしさをよく感じる
●目を開いていられない
●目が乾き、気になる
●人混みで人にぶつかる
●電柱や木にぶつかる
●太陽や風、階段が苦手
●車や自転車の運転が危険
●時々手で目を開ける
●片目をつぶってしまう

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  2. 2

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 3

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  1. 6

    くすぶっていた木村拓哉&新垣結衣“身長差問題”は杞憂? 「教場0」で相まみえるシーン複数

  2. 7

    昭恵夫人が講演で“固まる”珍事…参加者に旧統一教会の政治団体会員、質疑で安倍元首相を礼賛

  3. 8

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

  4. 9

    11日開幕エビアン選手権でわかる? 渋野日向子「完全復活」の試金石

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」