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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

新型コロナの「レプリコンワクチン」は長期免疫力で従来型を凌駕?

公開日: 更新日:

 その結果、新型コロナウイルス(オミクロン変異株)に対する中和抗体の量は、従来型のmRNAワクチンでは接種から3~6カ月で大幅な下落を示した一方、レプリコンワクチンでは12カ月にわたって安定的に維持されていました。12カ月後の中和抗体の変化量は、従来型のmRNAワクチンと比較して、レプリコンワクチンで1.68倍(50歳未満)~2.14倍(50歳以上)でした。

 論文著者らは「新型コロナウイルスに対する追加免疫の獲得において、レプリコンワクチンを優先的に考慮できる」と結論しています。

【連載】役に立つオモシロ医学論文

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