梅毒の新規感染報告件数…昨年累積数を上回ったのは2県増えて21府県に
2024年の梅毒の新規感染報告件数は全国的には頭打ちとなったものの、東北、北関東、中部、近畿、中国など地方で昨年を上回る感染拡大となった。
なお、東京都は1月8日に東京都感染症週報2024年第52週(12月23日~29日)を公表。2024年1月1日~2024年12月29日までの都内の梅毒の新規感染報告件数が現在の方式で統計を取り始めた1999年以来、過去最多となる3748件に達したと報告した。年間3000件を超えるのは2020年から3年連続で、これまで過去最多は2023年の3701件。
国立感染症研究所のデータと東京都の数値の違いは、調査期間が第51週と第52週の違いもあるが、感染研が医療機関が梅毒と診断した件数であるのに対し、東京都は保健所が報告を受理した件数であるため。