琴桜は年明けの稽古総見で「3勝10敗」でも綱とりに無問題、これといった不安もなしの根拠

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 精彩を欠いていたのは間違いない。

 12日初日の1月場所で綱とりに挑む大関琴桜(27)。6日に行われた横綱審議委員会の稽古総見では豊昇龍大の里と大関同士で申し合いをしたものの、まさかの3勝10敗。本人が「もっと仕上げていかないといけない」と話したように、居並ぶ横審の面々には頼りなく映ったことだろう。

 これでは本場所も不安と思いきや、親方のひとりは「何も問題はありませんよ」と、こう話す。

「稽古で重要なのは中身であり、勝ち負けではない。さらに言えば、稽古総見は『本場所前に横審に見せるもの』という意味合いでしかなく、内心では好んでいない力士も少なくない。よくプロ野球選手は『開幕にピークをもってくるように調整する』なんて言いますが、今は大相撲の力士もそうです。本場所中にピークが来るような調整が当たり前になっている。近年だと、横綱時代の白鵬(現宮城野親方)は場所終盤を見据えて調整していたので、初日の1週間ほど前に行う稽古総見では、土俵にすら上がらないことも多々あった。稽古総見で良かった、悪かったは何の参考にもなりません」

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