藤井風“エグい”と話題のNHK紅白「NY生中継」の驚きの金額 5分30秒の放送に受信料大盤振る舞い
12月31日のNHK紅白歌合戦の放送で、ネット上では《エグい=(若者言葉で際立っているなどの意味)》と話題になっているシンガー・ソングライター・藤井風(27)の米ニューヨーク(NY)からの生出演。ストーリー性のある演出を1カットで生中継するという一発勝負の潔さと、マンハッタンを包む朝焼けの美しい映像も相まって若者たちを魅了したようだ。そして日刊ゲンダイの取材で、その生中継の舞台裏の詳細が明らかになった。
海外ロケの前提として高額な費用がかかることは周知の事実。昨今は燃油と共に高騰する航空券、収まる気配を見せない円安と、多くの日本メディアが海外ロケから遠ざかっている。そんな状況での米NYからの中継はメディア関係者の間でも一際目立った。現地の映像制作プロダクション関係者によれば、「ロケーションはマンハッタンの景色を背景にしたクイーンズ区。大小様々なスタジオが点在するロング・アイランド・シティという所です。あの演出を見ると、スタジオとその周辺の敷地を(合計3日間)貸切っていますから、現地調達した撮影クルーなども含めると少なくとも500万円以上の製作コストがかかっているはずです」
演出内容といえば、藤井が書斎のような室内から屋外へ繰り出すと、藤井についてくるアジア系の少年の他にも自転車に乗る人、通行人やベンチに腰掛ける老夫婦などニューヨーカーたち30人ほどが映り込んでいる。これら全て、現地で募集されたエキストラたちだというのだ。その背景を知る現地メディア関係者は言う。