ペットの「かかりつけ医」は企業体と町医者でそれぞれ長所と短所がある
この冬は、ヒトでインフルエンザや新型コロナ、そして風邪が大流行しています。近くの内科系クリニックは大混雑しているようです。皆さんはいかがでしょうか。
私の動物病院でも、かかりつけのワンちゃんとネコちゃんが体調を崩して点滴治療が必要になったことがありました。そのほか慢性疾患で決まった曜日に定期的に通院してもらっているワンちゃんの治療は、これまで通りです。
表向き12月30日から1月5日までは休診です。休診の意味は、「一般外来が休み」というだけです。私はすべて出勤し、スタッフも交代でローテーションしながら出勤してくれました。かかりつけのワンちゃんやネコちゃんに継続的な治療が必要なら、当院の休みは本来関係なく、治療をするのが道理だと考えていますから。
そんな事情を知ってか知らずか、他院の飼い主さんから“休診日”に問い合わせがありました。「かかりつけの病院がやっていないから、診ていただけませんか」と。その気持ちは分からなくもありませんが、私たちの“休診対応”は、私のかかりつけ患者さんへの対応であって、すべてを受け入れるということではありません。