上田令子都議「私には『小池劇場』の幕を降ろす責任がある」
東京都議会には女帝と戦う“お姐”がいる。上田令子都議だ。上田氏は小池知事の学歴詐称疑惑が火を噴いた2020年から、追及の先頭に立ってきた。立ち上げ当初の「都民ファーストの会」に名を連ねたが、小池の政治方針に疑念を抱き、17年10月に離党。29日開会する6月定例都議会を前に、因縁の相手に「引退勧告」を突き付けた。
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小池の元側近・小島敏郎弁護士(元都民ファーストの会事務総長)の告発よりも前に、20年6月のカイロ大声明の発出に関し、小池本人の関与を疑わせるメールを入手していた。
「前回の都知事選の直前、学歴詐称疑惑が大騒動となった約2年後の22年5月、匿名でメールのコピーを受け取ったのです。過去に民主党の偽メール問題が噴出したこともあり、当初は真贋がハッキリしなかったので表には出しませんでした。その後、小島さんが告発手記を寄せた『文芸春秋』(5月号)に、手元のコピーと同じく〈明日の4時から 郷原と黒木亮が外国記者クラブで記者会見とのこと。その前に全部済ませます。〉との内容が掲載され、本物だと思いました」