著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

7日午前7時、14回目の電報で日本大使館は混乱状態に陥った

公開日: 更新日:
奥村勝蔵は戦後、スイス大使を経て大阪万国博覧会日本政府代表に就任した。写真は記者会見する奥村(1966年9月22日、通産省にて)/(C)共同通信社

 山本五十六が隷下の機動部隊が真珠湾攻撃を始めた時にまず案じたのは、ワシントンの日本大使館が外交断絶の文書を事前にアメリカの国務省に手渡しているだろうかということだった。それを部下の政務担当参謀に執拗にただしていた。

 しかしワシントン時間の12月7日午後1時の手渡すべき時…

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