無産政党の3000人を動員したクーデター計画の予行演習
このようにして多様な勢力が入り込んだクーデター計画は、3月19日の決行日を目指して進んでいった。言うまでもなく中心になったのは、陸軍省と参謀本部の指導部に列する軍人たちであった。参謀本部のロシア班長の橋本欣五郎、第二部長の建川美次、陸軍省の小磯国昭などが、宇垣陸相を前面に立てて…
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