「戦争は意思の勝負である」東條英機の不穏当な国民観
首相としての東條英機は、緒戦の戦果に気を良くして自分こそ戦時指導者にふさわしい、自分は天皇の信頼に応えた真の忠臣だと高言した。東條は確かに戦時下で戦果に酔っている時は国民に歓迎された。大本営の世論指導は、軍事指導者礼賛で満ちていた。
しかしこんな戦果は束の間であり、アメ…
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