天皇の前に歩み出て真意かどうかを確認した東條英機の悪あがき
![大衆食堂を視察する東條英機=1944(昭和19)年4月1日(C)共同通信社](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/300/413/b45f7deea5182cd788506b1d04852dc120220125123019632_262_262.jpg)
「東條英機ではこの難局を乗り切れない」という声は、軍内にも天皇周辺にも広がっていった。サイパン陥落によって本土への攻撃が日常化する事態が、国内の要人たちに恐怖感を与えたのだ。東條の独裁体制に抗するのも怖かったであろうが、それよりも日本が荒廃地になることの方がはるかに不安であった。…
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