日本軍は第2次世界大戦へ 軍部が天皇に仕掛けた必至の政治ドラマ
近衛文麿は昭和10年代の日本の政治を担うには、あまりにも神経質すぎるきらいがあった。その知性、識見、それに社会観は当時の日本にあっては、他の誰にも負けないほどの優れた能力ともいえた。しかし他人を押しのけても自らがその中心に立つことに臆病で、これが唯一の欠陥であった。平気で横車を…
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