都議選前哨戦で「ひとり勝ち」の国民民主党にアプローチ…“緑のタヌキ”小池都知事の皮算用
石丸新党「再生の道」を警戒
小池都知事といえば、イメージカラーから「緑のタヌキ」と揶揄されているが、今回の都議選に向けた動きは「皮算用」となる可能性がある。ネックは「石丸新党」の存在だ。
都議選に向け石丸伸二・前安芸高田市長が立ち上げた地域政党「再生の道」について、日経新聞が24~26日に実施した世論調査では「期待する」が33%。「期待しない」が58%と上回ったものの、ポテンシャルは未知数だ。
「石丸さんは全選挙区に候補を立てると宣言しており、当選者は2ケタに乗る可能性がある。昨夏の都知事選で小池さんと対決したため、知事与党にはならないだろう。石丸新党の候補が大量当選すると、小池さんは議会運営に窮しかねない。だから、国民民主に猛アプローチしているに違いない」(同前)
“玉木ラブ”で大丈夫か。
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東京都議会自民党会派の政治団体が舞台の裏金事件をめぐり、中抜きしていた26人の氏名と金額が判明し、参院選の前哨戦と位置づけられる都議選(6月13日告示、22日投開票)への悪影響は必至。落選続出は不可避です。関連記事【もっと読む】で詳しく報じています。