「おはらい」口実に日本人ら約30人から1億2000万円奪う…中国人窃盗団の手口と役割分担

公開日: 更新日:

「声掛け役と案内役は通行人に『先生はウソが嫌いなの』と伝え、あらかじめ『財産はどれくらいあるの? もっとあるんじゃない』と金額を聞き出していた。持参した現金とネックレスは黒いビニール袋に入れられ、霊媒師役は通行人に自分の方を向かせたまま体の前で手をクロスさせ、手のひらに文字を書き、ブツブツと呪文を唱えていた。その隙に後ろに立っていた2人がビニール袋をすり替えていた。霊媒師役は『おはらいの効力がなくなるので、しばらく袋を開けないように』と念を押し、その場から立ち去った。不安になった通行人が袋を開けると、現金とネックレスは塩に変わっていた」(捜査事情通)

■同胞狙い短期滞在で犯行後すぐにトンズラ

 女3人は見境なしに声を掛け、獲物が見つかると、そのまま「困っている人役」になり、一番近くにいる女が「案内役」、もう1人が「霊媒師役」を演じるなど、1人3役を掛け持ち。残りの男は見張り役だった。同様の手口で昨年10月以降、大阪、兵庫、愛知、東京で犯行を繰り返し、1人あたりの最多の被害額は約1500万円に上る。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末