タッチパネルの指紋をヒントに暗証番号を入力…単身女性宅侵入犯の巧妙手口
8月上旬、柳原容疑者が20代女性宅の暗証番号を解除して侵入しようとしたところ、内側からU字ロックがかかっていて、室内にいた女性が「インターホンを押され、ドアを開けられかけた」と通報し、事件が発覚した。
調べに対し、柳原容疑者は「1人暮らしの女性の生活に興味があった」と供述し、女性たちは「何も取られていません」と盗難被害には遭っていないというが、警察は性的欲求を満たすために侵入した可能性があるとみて捜査を進めている。
「というのも柳原は5~8月にかけ、3人の女性宅に繰り返し何度も侵入しています。その後、9月7日には大阪の地下鉄駅のエスカレーターで女性の下着を背後から動画盗撮しながら陰部を露出して射精し、スカートに精液を付着させ、逮捕された」(捜査事情通)
柳原容疑者は女性たちの部屋で何をしていたのか──。
■電子機器の盲点
吹田署はこう注意を呼びかける。
「不法な侵入を防ぐため、暗証番号は誕生日ではなく、複雑な数字に変更してください。特に女性は指先にクリームなどが付いていることがあるため、面倒でも1回1回、タッチパネルを拭いてください」
電子機器の盲点だが、犯罪を防ぐには自衛するしかない。