“女猟友団体”の預金51万円を着服…息子を自宅に残してドロンした 会計担当女性ハンターの懐事情

公開日: 更新日:

 地元関係者がこう言う。

「彼女が女性だけの狩猟グループをつくったのは18年。その後、『処理施設をやってみないか』と持ち掛けられ、トントン拍子に話が進んだ。建設が決まり、資金繰りのメドもついていたのになぜ支払いができなくなったのか、金はどこに行ったのか、その頃は分からなかった。彼女は昨年7月ごろ、車を買ったんだけど、よく買えるなって思った。その時点でもう使い果たしたんじゃないかな。支払いができなくなり、逃げたんじゃないか」

 警察の調べによると、高野容疑者は金に困っていたようで、ネコババした金は生活費に充てていた。今後、消えた金についても調べを進める。

「昨年9月中旬から電話にも出なくなり、LINEも既読にならず、連絡が取れなくなった。当時、息子2人と南足柄市に住んでいたが、上の男の子を自宅に残したまま、姿を消した。逮捕されてはじめて沼津に住んでいたと知った。残されたお兄ちゃんのことを考えると、もっと早く身柄を確保して欲しかった」(知人)

 高野容疑者が処理施設を造ろうと思ったのは、鹿やイノシシの命を無駄にせず、食につなげたかったからだという。工事費も支払わず、事業を投げ出し、逃亡するとは、支援者たちに後足で砂をかける行為だ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動